 一年以上前、まだ最初のファンサイトのアクセス数が二桁だった頃、ひとつの世界に出会いました。それまでにあったオンラインゲームは、おどろおどろしい造型のモンスターを殺戮したり、レアアイテムと呼ばれる稀少品を入手したりすることを主眼に置いているものばかりで、好みにあったものはありませんでした。ラグナロク・オンラインαは、未熟で目的もないゲームでしたが、無限の可能性を秘めていました。未知の可能性を追うことが、ラグナロク・オンラインを光り輝かせていました。 それからしばらくして、ラグナロク・オンラインに日本語版が用意されると囁かれるようになりました。不自由な表現手段である英数字に比べ、これは大きな進歩です。やがて日本語版の制作が公知され、ラグナロク・オンライン・クローズドβとして正式に登場しました。会話に日本語が使えるようになった反面、それまで当然のように使われていた英文は世界から消え去り、代わりに多くのプレイヤーが遊ぶようになりました。 α時代からβ時代に移行するにあたり、ラグナロク・オンラインの公式目標である、ひとつの世界を共有し、その中でコミュニケーションすることを前提にしたプレイスタイルから、他のオンライン RPG と同様の、ゲームすることを前提にしたプレイスタイルへと変化していきました。それに伴い、望ましくない行為の規定が静かに即座に行われていきました。曰く、横殴りや横取り行為の禁止‥‥。理由は簡単で、ラグナロク・オンラインでは、原則として最初に攻撃をしたキャラクターに対してだけを攻撃のターゲットとし、それ以外のキャラクターにダメージを与えることがないからです。誰かが攻撃するまで手を出さなければ、自分は無傷のままです。しかし、経験値については、戦闘に関わった全員が得ることができ、アイテムに至っては誰でも拾うことができます。成長やアイテムの収集が目的の世界では、横殴りも横取りも望ましくない行為であることは明白です。ですが‥‥私の、私にとって、ラグナロク・オンラインが、そういうよくあるオンライン RPG になってしまったことはとても淋しく思いました。敵が現れれば、近くにいた人たちと一緒に攻撃するという、その自由さが、踏みにじられた気持ちになったからです‥‥。いたたまれなくなって、それからおよそ半年間、ラグナロク・オンラインでは遊びませんでした。 夏コミケが終わってすぐ、ラグナロク・オンライン・オープンβが始まりました。ひとつには次のイベントまで時間があったこと、そしてβ1 に失望してから随分時間が経ったことから、ソフトをダウンロードしてみました。αの頃には未実装だったマジシャンになろうと思いました。いろんな人に助けられて、ウィザードになれるくらい成長しました。 ‥‥というような過去があるので、本心を言うと、今更ガンホーの対応が悪いとかグラヴィティのが良かったとかは全然思わないんですが‥‥。ガンホーは、プレイヤーの神経を逆なでする技能に関しては一級だとは思う(;´д`) 日本には「善意の第三者」と言って、例えば取引した品物が盗品であったとしても取引自体は保護される(盗品であることを知らなかったならば、盗品を買ってしまっても元の持ち主に返さなくても良い)のだけど、韓国にはそういう法律とかってないのかな?? 不正なアイテムについて、単純所持が処罰されるっていうのはおかしいと思うんだけど‥‥。
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